課題

社内に設置してあるサーバの継続的な運用・メンテナンスをする必要がありました。
現在利用中のハードウェアやミドルウェアの保守切れがせまっていました。BCP対策も行っており本社と支店で2重化を行っていたが、切替方法が複雑で手順通りにいかないこともあった。
Microsoft SQL Serverに関わるライセンス費用を圧縮したい。

ソリューション

AWSを利用することにより、サーバを管理するための時間や人員、費用のコストダウンに繋がりました。
Babelfish for Aurora PostgreSQLを採用することにより、Microsoft SQL Serverのライセンス費用は不要になりました。マルチAZを採用しBCP対策が向上しました。

日本語名でのテーブル名やカラム名を使っていましたが、Babelfish for Aurora PostgreSQLは日本語サポートされていたのでアプリケーションの変更はほとんどなく使えました。ODBCの設定変更は必要でした。

オンプレのMicrosoft SQL Serverからのデータ移行については、AWS Database Migration Serviceを利用し、データ移行時のデータ移行作業およびデータ確認作業の工数を軽減しました。

この構成になり、業務が増加した場合やクライアントが増えた場合でもスケールアップが容易になるとともに、ライセンス費用の増加はなくなりました。

メリット

セキュリティ対策

OSのセキュリティ管理が必要なくなりました。
データベースに対するパッチ適用が自動化されました。

コスト削減

Microsoft SQL Serverに関わるライセンス費用が不要になりました。
5年毎にサーバのリプレースを検討する労力や時間、サポート切れの対応から開放されました。

運用

cloudvisorを利用することで運用から開放されました。
これにより、より本業にリソースを集中させることができるようになりました。